SES 新卒 やめとけは本当?高卒20代のIT転職成功法
IT業界に転職したい
最終更新日:2026年4月14日
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「SESはやめとけって聞くけど、本当なの?」
IT業界への転職を考えている高卒20代のあなたなら、こんな不安を感じたことがあるかもしれません。客先常駐や多重下請けといった言葉を聞いて、「自分にはIT業界は無理かも…」と諦めかけていませんか?
実は、SESの問題点を正しく理解すれば、未経験からでもIT業界で着実にキャリアアップできる道があります。この記事では、「SES 新卒 やめとけ」と言われる本当の理由と、高卒20代がIT転職で成功するための具体的な方法をお伝えします。
SES 新卒 やめとけと言われる理由
「SES やめとけ」という言葉をネットで検索すると、たくさんの情報が出てきます。でも、なぜこれほどまでに言われるのでしょうか?ここでは、その理由を具体的に解説します。
新卒カードを無駄にする危険性
新卒カードとは、新卒時に一度だけ使える「未経験でも大手企業に挑戦できる」特別なチャンスのこと。実は、SES企業に新卒入社すると、このカードを有効活用できない可能性があります。
なぜなら、SES企業の多くは客先常駐が前提のビジネスモデルだからです。入社しても自社での教育制度が不十分で、いきなり客先に派遣されるケースも珍しくありません。
| 新卒カードの使い方 | SES企業の場合 | 優良IT企業の場合 |
|---|---|---|
| 研修期間 | 1週間〜1ヶ月程度 | 3〜6ヶ月の体系的な研修 |
| 教育内容 | 基本的なビジネスマナーのみ | プログラミング言語やフレームワークの習得 |
| 配属先 | すぐに客先常駐 | 自社プロジェクトでOJT |
| メンター制度 | なし、または形式的 | 専任メンターが継続サポート |
新卒カードは一生に一度しか使えません。それを研修制度が不十分な企業で使ってしまうのは、本当にもったいないことです。
下請け企業での低年収
SES企業の多くが多重下請け構造の中で働いています。多重下請けとは、大手企業から仕事を受注した企業が、さらに別の企業に仕事を外注し、その企業がまた別の企業に外注する…という構造のこと。
この構造の問題点は、下請けになればなるほど利益が減ることです。
大手SIer(元請け): プロジェクト費用の60%
↓
一次請け: プロジェクト費用の30%
↓
二次請け: プロジェクト費用の15%
↓
三次請け以下: プロジェクト費用の10%以下
あなたが三次請け以下のSES企業に所属していた場合、どんなに頑張って働いても給与低いままになってしまう可能性が高いのです。20代前半で年収250万円〜300万円程度、30代になっても年収400万円に届かないケースも少なくありません。
実際、未経験からIT業界に入った場合でも、適切な教育制度がある企業なら、3年後には年収400万円以上を目指せます。しかし、多重下請けの底辺にいるSES企業では、スキルアップしても給与に反映されにくいのが現実です。
研修制度が不十分な実態
「未経験OK」と求人に書いてあっても、実際の研修制度が不十分なSES企業は多く存在します。
入社後の流れを見てみましょう。
不十分な研修制度の例:
- 1週間のビジネスマナー研修:名刺交換や電話応対など、基本的な社会人マナーだけ
- 2〜3日のIT基礎講座:「プログラミングとは何か」といった概論のみ
- 即座に客先常駐:実務経験ゼロのまま客先に派遣
- 案件ガチャの始まり:配属先によってスキルアップできるかが決まる
案件ガチャとは、配属される現場によって成長できるかどうかが運次第になってしまうこと。優良な現場に当たれば丁寧に教えてもらえますが、そうでない場合は雑用ばかりで何も学べない可能性があります。
「未経験だから仕方ない」と思うかもしれません。でも、本来なら企業側が体系的な教育制度を用意すべきなのです。スキルアップできるかどうかを運に任せるのは、あなたのキャリアにとって大きなリスクです。
高卒でも新卒カードは関係ない強み
ここまで読んで、「やっぱりIT業界は難しいのかな…」と感じたかもしれません。でも、実は高卒でIT業界を目指す場合、新卒カードに縛られない大きなメリットがあるのです。
客先常駐や多重請負を避ける方法
高卒でIT業界を目指す場合、新卒採用ではなく転職サービスを使うことで、客先常駐や多重下請けの企業を避けやすくなります。
なぜなら、転職サービスでは企業の実態を事前にしっかり確認できるからです。
優良企業を見分けるチェックポイント:
| 確認項目 | 優良企業 | 避けるべき企業 |
|---|---|---|
| 契約形態 | 自社開発・受託開発が中心 | 客先常駐が9割以上 |
| 教育制度 | 3〜6ヶ月の研修あり | 研修期間1週間以下 |
| 給与体系 | 固定給+賞与あり | みなし残業込みで低水準 |
| キャリアパス | 明確なキャリアステップ | エンジニア職のみ |
| 離職率 | 3年以内離職率20%以下 | 3年以内離職率50%以上 |
客先常駐自体が必ずしも悪いわけではありません。ただし、多重下請け構造の底辺で働くことになると、給与低い状態が続き、スキルアップも難しくなります。
重要なのは、「どのレイヤーで働くか」です。元請けや一次請けのポジションで働ける企業なら、客先常駐でも十分なスキルと収入を得られます。転職エージェントに相談すれば、こうした企業の見分け方を教えてもらえるので安心です。
優良企業とSIerの見分け方
IT業界には、SIer(システムインテグレーター)と呼ばれる企業群があります。SIerの中にも、大手優良企業から多重下請けの底辺企業まで、さまざまなレベルが存在します。
優良SIerと避けるべきSIerの違い:
優良SIerの特徴を具体的に見ていきましょう。
- 自社サービスを持っている:受託開発だけでなく、自社製品やサービスの開発にも力を入れている
- 大手企業と直接取引:二次請け以下ではなく、元請けまたは一次請けとして仕事を受注
- エンジニアへの投資:資格取得支援や外部研修の機会が豊富
- 明確な評価制度:スキルアップが給与に反映される仕組みがある
- ワークライフバランス:残業時間の管理がしっかりしている
一方、避けるべきSIerには次のような特徴があります。
- 「未経験大歓迎」「誰でもできる」といった曖昧な表現が多い求人
- 研修制度の具体的な内容が明記されていない
- 給与が「月給25万円(みなし残業45時間含む)」など、実質的な時給が低い
- 離職率が高い、または離職率を公開していない
- 面接で具体的な業務内容やキャリアパスを説明できない
未経験からIT業界を目指す場合、最初に入る企業選びが本当に大切です。優良企業を見分ける目を養うためにも、複数の企業を比較検討することをおすすめします。
20代がIT転職で成功する秘訣
高卒20代という若さは、IT業界において大きな武器になります。ここでは、転職を成功させるための具体的なポイントをお伝えします。
就活エージェントより転職サービス
「高卒だから新卒採用で就活した方がいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。でも、実は転職サービスを使う方が、あなたにとってメリットが大きいケースが多いのです。
新卒採用と転職サービスの違い:
【新卒採用の場合】
・一斉入社のため、教育が画一的
・配属先を選べないことが多い
・SES企業も多く混ざっている
・入社後のミスマッチに気づきにくい
【転職サービスの場合】
・自分に合った企業を個別に紹介してもらえる
・事前に企業の実態を詳しく知ることができる
・未経験OK+教育制度充実の企業を厳選できる
・入社後のサポートもある
特に高卒20代の場合、転職サービスを使うことで次のようなメリットがあります。
- 個別のキャリア相談:あなたの適性や希望に合わせた企業を紹介してもらえる
- 企業の内部情報:研修制度や離職率など、求人票だけでは分からない情報を教えてもらえる
- 面接対策:学歴ではなくポテンシャルをアピールする方法を学べる
- 入社後のフォロー:万が一、入社後に困ったことがあっても相談できる
就活エージェントは新卒向けのサービスですが、高卒20代でIT未経験なら、転職サービスの方が手厚いサポートを受けられます。特にIT業界に特化した転職サービスなら、業界の実態を熟知したアドバイザーが在籍しているため、より的確なアドバイスが期待できるでしょう。
早期退職リスクを避ける企業選び
IT業界では、入社後3年以内に退職してしまう人が少なくありません。早期退職の主な理由を見てみましょう。
早期退職の原因トップ3:
- 想定と違う業務内容:プログラミングをやりたかったのに雑用ばかり
- 成長できない環境:教育制度が不十分で何も学べない
- 低賃金での長時間労働:給与が上がらず、残業も多い
これらのリスクを避けるためには、企業選びの段階で次のポイントを確認することが重要です。
| チェック項目 | 確認方法 | 避けるべきサイン |
|---|---|---|
| 研修制度 | 具体的な期間と内容を質問 | 「OJTで学べます」のみの回答 |
| 配属先 | 自社開発・受託開発・客先常駐の割合を確認 | 客先常駐が大半 |
| 給与の上がり方 | 評価制度と昇給実績を質問 | 具体的な説明ができない |
| 残業時間 | 平均残業時間と残業代の支払い方法を確認 | みなし残業が多い |
| 離職率 | 3年以内離職率を質問 | 回答を避ける、または50%以上 |
これらを面接時にしっかり確認することで、入社後のミスマッチを大幅に減らせます。
「面接でそんなこと聞いていいの?」と不安に思うかもしれません。でも、優良企業ほど、これらの質問に対して誠実に答えてくれます。逆に、曖昧な回答しかもらえない企業は、入社後に問題が起きる可能性が高いと考えましょう。
転職サービスを利用すれば、こうした質問を代わりに確認してくれるので、より安心して企業選びができます。
未経験からIT業界への転職は、人生を大きく変えるチャンスです。自分に合った優良企業でしっかりとスキルを身につけられれば、確実にキャリアアップしていけます。
IT業界への転職に少しでも興味があるなら、まずは一歩踏み出してみましょう。
この記事の監修者福島美遥
- 国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21066023)
- メンタルヘルス・マネジメントⅡ種ラインケア
- AFPファイナンシャルプランナー
- 東京ITスクール 7つの習慣ファシリテーター
この記事の編集者リクトレ編集部
IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。
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