営業から事務職への転職は後悔する?志望動機の書き方と知っておくべき5つのリスク
仕事の悩み

「営業職、もう限界かもしれない…」
毎日のノルマ、終わらない残業、休日も気が休まらない日々。そんな中で「事務職なら安定して働けるのでは?」と考えるのは自然なことです。
でも、転職活動を始める前に、本当に事務職があなたにとって正解なのか、一度立ち止まって考えてみませんか?
この記事では、営業から事務職への転職を考える方に向けて、志望動機の具体的な書き方と、転職後に後悔しないために知っておくべき現実をお伝えします。
この記事でわかること
営業から事務職へ転職する人が急増している理由
近年、営業職から事務職への転職を希望する20代が増えています。その背景には、働き方に対する価値観の変化があります。
事務職が選ばれる5つの理由
1. 定時退社で生活リズムが安定する
営業職では顧客の都合に合わせた行動が求められ、残業や休日出勤が常態化しがちです。一方、事務職は社内業務が中心のため、比較的規則正しい勤務時間で働けます。
2. 数字のプレッシャーから解放される
毎月のノルマ、四半期ごとの目標達成…。常に数字を追い続ける営業職のストレスは想像以上に大きいものです。事務職では成果が数値化されにくく、精神的な負担が軽減されます。
3. 人間関係のストレスが少ない
営業職では、気難しい顧客への対応や、断られ続けることへの精神的ダメージがあります。事務職は社内の人間関係が中心となるため、対人ストレスが比較的少ないと感じる方が多いです。
4. 体力的な負担が軽い
外回りや長時間の立ち仕事がなく、デスクワーク中心の働き方ができます。天候に左右されることもなく、体力的な負担が大幅に減ります。
5. スキルを別の形で活かせる
営業で培ったコミュニケーション能力やPCスキル、データ管理能力を、事務職という別の形で活かせます。これまでの経験を無駄にせず、新しいキャリアを築けると考える方も多いです。
志望動機の書き方|採用担当者に響く3つのポイント
営業から事務職への転職では、説得力のある志望動機を作ることが内定獲得の鍵となります。
ポイント1:ネガティブをポジティブに変換する
志望動機で最もやってはいけないのが、前職への不満をそのまま伝えることです。
NG例
- 「営業のノルマが厳しすぎて耐えられませんでした」
- 「お客様からのクレーム対応が精神的に辛かったです」
- 「残業が多くて体調を崩しました」
これらをポジティブに変換すると…
OK例
- 「営業経験を通じて、チーム全体の業務効率化に貢献したいと考えるようになりました」
- 「社内調整やデータ管理など、内勤業務の重要性を実感し、より専門性を高めたいと思いました」
- 「効率的な働き方を実現し、業務の質を高めることに注力したいと考えています」
ポイント2:営業経験がどう活きるかを具体的に示す
未経験からの転職でも、営業で培ったスキルは事務職で大いに活かせます。
| 営業で培ったスキル | 事務職での活用例 |
|---|---|
| 顧客折衝力 | 社内外の関係者との円滑なコミュニケーション |
| スケジュール管理能力 | 複数の業務を期限内に正確に処理 |
| データ分析力 | 売上データや顧客情報の整理・分析 |
| PCスキル | 提案資料作成で磨いたExcel・PowerPointスキル |
| 問題解決能力 | 業務上の課題を発見し改善策を提案 |
ポイント3:応募企業への志望理由を明確にする
「事務職ならどこでもいい」という印象を与えてはいけません。その企業を選んだ理由を具体的に伝えましょう。
志望動機の構成例
【導入】営業職での経験と気づき
↓
【展開】なぜ事務職を選んだのか(ポジティブな理由)
↓
【具体例】営業経験がどう活きるか
↓
【締め】なぜこの企業なのか+入社後の貢献
実際に使える志望動機の例文3パターン
例文1:サポート業務へのやりがい重視型
現職では法人営業として3年間、新規開拓から既存顧客のフォローまで
幅広く担当してまいりました。営業活動を通じて、契約書作成や
データ管理といった事務作業の正確性が、営業成果に直結することを
実感いたしました。
特に、私が作成した顧客管理シートが部署全体で活用されるように
なったことで、チームを支える業務にやりがいを見出すようになり
ました。営業職で培ったコミュニケーション能力やデータ分析力を活かし、
貴社の営業事務として営業チームの成果向上に貢献したいと考えております。
貴社の「社員一人ひとりの成長を大切にする」という理念に深く共感し、
志望いたしました。
例文2:業務効率化への関心重視型
営業職として4年間勤務する中で、業務の効率化と正確性の重要性を
強く認識するようになりました。見積書や契約書の作成、顧客データの
管理など、事務作業のクオリティが営業活動全体の質を左右すると
実感した経験があります。
営業の最前線で得た現場感覚を活かし、より効率的な業務フローの
構築や、ミスのない正確な事務処理で組織全体に貢献したいと考え、
事務職への転職を決意いたしました。
貴社が導入されているデジタルツールを活用した業務改善の取り組みに
魅力を感じ、私もその一翼を担いたいと考えております。
例文3:長期的なキャリア形成重視型
営業職として培ったスキルを活かしながら、より専門性の高い業務に
携わりたいと考え、貴社の総務事務職を志望いたしました。
現職では、顧客対応だけでなく、社内の複数部署との調整業務も
担当しており、円滑なコミュニケーションと正確な情報共有の
重要性を学びました。この経験を活かし、社内の円滑な業務遂行を
サポートする総務事務として、長期的に貢献したいと考えております。
特に、貴社の充実した研修制度と、事務職のキャリアパスが明確に
示されている点に魅力を感じ、志望いたしました。
営業から事務職への転職で後悔する5つのリスク
志望動機の準備ができたら、次は事務職への転職における現実も知っておきましょう。
リスク1:年収が大幅に下がる可能性
営業職から事務職への転職で、多くの人が直面するのが収入の減少です。
年収の比較(20代平均)
| 職種 | 平均年収 | インセンティブ |
|---|---|---|
| 営業職 | 380万円~480万円 | あり(成果次第で+50万円~) |
| 一般事務 | 280万円~340万円 | なし |
| 営業事務 | 300万円~360万円 | なし |
特に、営業でインセンティブを含めて年収450万円以上稼いでいた方は、年収が100万円以上下がるケースも珍しくありません。
リスク2:キャリアアップの機会が限られる
事務職は、営業職に比べて昇進・昇格のチャンスが少ないのが現実です。
キャリアパスの比較
【営業職のキャリアパス】
営業担当 → 主任 → 係長 → 課長 → 部長
(成果次第で20代後半~30代前半で管理職も可能)
【事務職のキャリアパス】
一般事務 → 主任 → リーダー → (管理職は限定的)
(管理職になるには10年以上かかることも)
成果が数値化されにくい事務職では、評価基準が曖昧になりがちで、キャリアの頭打ちが早い傾向があります。
リスク3:専門スキルが身につかない
事務職では基本的なPCスキルやビジネスマナーは身につきますが、市場価値を高める専門スキルの習得は難しいです。
スキル習得の比較
| スキルの種類 | 営業職 | 事務職 |
|---|---|---|
| 専門性 | 商品知識、営業ノウハウ | 一般的な事務処理 |
| 市場価値 | 高い(他社でも通用) | 低い(企業固有の業務が多い) |
| 転職優位性 | 業界内で引く手あまた | 経験者との競争が激しい |
10年後、20年後を見据えたとき、「これが私の専門です」と言えるスキルがないことが大きなリスクになります。
リスク4:転職市場での競争が激しい
事務職は求人倍率が非常に高い職種です。
求人倍率の比較(2024年データ)
- 営業職:2.5倍(1人に対して2.5件の求人)
- 事務職:0.3倍(10人の応募者に対して3件の求人)
つまり、事務職は10人中7人が採用されないという厳しい状況です。特に未経験者は、経験者に比べて圧倒的に不利になります。
リスク5:AI化による将来的な雇用不安
事務職の多くの業務は、AI技術の発展により自動化される可能性が高いです。
AI化されやすい事務業務
- データ入力
- 定型的な書類作成
- スケジュール調整
- 簡単な問い合わせ対応
- 経費精算処理
実際に、RPAツールやAIチャットボットの導入により、事務職の人員削減を進める企業が増えています。10年後、20年後に今と同じ仕事があるとは限りません。
「営業がきつい」本当の理由は何ですか?
ここで一度、立ち止まって考えてみてください。
あなたが営業を辞めたい本当の理由は何でしょうか?
- ノルマのプレッシャー?
- 対面接客のストレス?
- 長時間労働?
- 成果主義の厳しさ?
もし、これらの理由で事務職を選ぼうとしているなら、もっと良い選択肢があります。
「ノルマなし×高収入×専門性」を実現できる仕事
営業のストレスから解放されながら、年収もキャリアも諦めたくない。そんなあなたに知ってほしい選択肢がITエンジニアです。
ITエンジニアが営業経験者に最適な理由
理由1:ノルマや対面接客がない
ITエンジニアの仕事は、システム開発やプログラミングが中心です。営業のような個人ノルマや飛び込み営業、クレーム対応はありません。
理由2:営業で培ったスキルが活きる
営業経験がITエンジニアで活きる場面
| 営業スキル | エンジニア業務での活用 |
|---|---|
| コミュニケーション能力 | チーム開発での連携、クライアントとの要件定義 |
| 課題解決能力 | システムの不具合解決、機能改善 |
| スケジュール管理 | プロジェクトの進行管理、納期遵守 |
| 論理的思考力 | プログラミングロジックの構築 |
| プレゼンテーション力 | 技術仕様の説明、提案 |
理由3:年収が高く、さらに上がる
職種別の年収推移(20代→30代)
| 職種 | 20代平均 | 30代平均 | 上昇幅 |
|---|---|---|---|
| 一般事務 | 300万円 | 350万円 | +50万円 |
| 営業職 | 400万円 | 500万円 | +100万円 |
| ITエンジニア | 420万円 | 600万円 | +180万円 |
ITエンジニアは、スキルを磨けば年収700万円~1,000万円以上も十分に目指せます。
理由4:働き方の自由度が高い
理由5:将来性が圧倒的に高い
経済産業省の調査によると、2030年にIT人材が約79万人不足すると予測されています。つまり、ITエンジニアは今後ますます需要が高まる職種なのです。
「未経験からエンジニアなんて無理」という思い込みを捨てる
「プログラミングなんて難しそう」「理系じゃないから無理」と思っていませんか?
実は、文系出身のエンジニアは非常に多いです。プログラミングに必要なのは、数学の知識ではなく論理的に考える力。営業で培った課題解決能力があれば、十分に習得できます。
未経験からエンジニアになれる理由
1. IT業界は未経験者の受け入れに積極的
IT人材不足を背景に、未経験者を積極的に採用し、育成する企業が増えています。研修制度が充実しているため、入社後に体系的に学べる環境が整っています。
2. 20代なら十分にチャンスがある
IT業界では、30代・40代からエンジニアに転職する人もいますが、20代であれば最も採用されやすい年齢層です。伸びしろが評価されるため、未経験でも十分にチャンスがあります。
3. 給与をもらいながら学べる
プログラミングスクールに通うと、数十万円の費用がかかります。しかし、研修制度が充実した企業に就職すれば、給与をもらいながらスキルを習得できます。
営業からITエンジニアへ転職する3つのステップ
ステップ1:IT業界専門の転職サービスに相談する
未経験からIT業界への転職は、IT業界に特化した転職支援サービスを利用することで成功率が上がります。一般的な転職サイトでは、未経験者向けの求人が少なく、適切なサポートも受けられません。
IT業界の知識が豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの適性を見極め、最適な企業を紹介してくれます。
ステップ2:研修制度が充実した企業を選ぶ
未経験からエンジニアになるには、入社後の研修制度が充実している企業を選ぶことが最重要です。
確認すべきポイント
- 研修期間は3ヶ月以上あるか
- 座学だけでなく実践的な開発経験を積めるか
- 現役エンジニアが指導してくれるか
- 研修後のフォロー体制があるか
ステップ3:キャリアプランを明確にする
エンジニアには様々な種類があります。
エンジニアの主な種類
- Webエンジニア:WebサイトやWebアプリケーションを開発
- インフラエンジニア:サーバーやネットワークの構築・運用
- フロントエンドエンジニア:ユーザーが見る画面を開発
- バックエンドエンジニア:データベースやサーバー側の処理を開発
自分の適性や興味に合わせて、どの分野を目指すかを決めることが大切です。
まとめ:5年後、10年後を見据えた選択を
営業から事務職への転職は、目先の安定を求める選択です。しかし、年収の減少、キャリアの頭打ち、AI化のリスクなど、将来的には後悔する可能性が高いのも事実です。
一方、ITエンジニアという選択は、営業のストレスから解放されながら、年収もキャリアも諦めない選択です。
- ノルマや対面接客のストレスがない
- 専門スキルが身につき、市場価値が上がる
- 年収が高く、スキル次第でさらに上がる
- リモートワークなど柔軟な働き方ができる
- 将来性が高く、需要が増え続けている
20代の今だからこそ、将来を見据えたキャリア選択を。
あなたの可能性を広げる第一歩を踏み出してみてください。5年後、10年後のあなたが「あの時の選択は正しかった」と思える転職を応援しています。
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