未経験でインフラエンジニアはきつい?仕事のリアルと転職対策
IT業界に転職したい
最終更新日:2026年3月26日
本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています

「ITエンジニアに興味があるけれど、自分にできるだろうか」「インフラエンジニアは夜勤があってきついと聞いたけれど、実際はどうなの?」
そんな不安を抱えている20代の方は少なくありません。特に未経験から新しい業界に飛び込むのは、勇気がいることです。
結論からお伝えすると、未経験からインフラエンジニアを目指すのは非常に現実的で、将来性の高い選択です。 ただし、どの会社に入るか、どのようなステップで学習を始めるかによって、その後のエンジニア人生の「楽さ」と「成長スピード」は大きく変わります。
この記事では、インフラエンジニアのリアルな実態と、未経験者が「きつい」状況を回避して着実にキャリアを築くための具体的な方法を解説します。
この記事でわかること
未経験インフラエンジニアが「きつい」と言われる理由
ネットやSNSで検索すると「インフラエンジニアはやめとけ」「きつい」という声が目に入ることがあります。なぜそのように言われるのか、まずはその理由を正しく理解しましょう。
夜勤・シフト勤務のイメージが先行しやすい
インフラエンジニアの仕事は、電気・ガス・水道と同じように、24時間365日止まってはいけないITインフラ(サーバーやネットワーク)を守ることです。
監視業務ではシステムに異常がないかモニターでチェックし、運用業務では決まった手順に沿ってシステムを動かします。こうした業務では、夜間や土日にトラブルが発生した場合に備えて、夜勤やシフト制を採用している現場があります。
20代の若いうちは体力的にこなせても、不規則な生活が続くことを「きつい」と感じる人がいるのは事実です。
最初の配属次第で大変さが変わる
インフラエンジニアの「きつさ」の正体は、仕事内容そのものよりも「労働環境」にあることが多いです。
特に未経験者の場合、右も左もわからない状態で現場に投入されることがあります。マニュアルが整備されていない、トラブルが起きても誰も助けてくれない、ひたすら単純な作業だけでスキルが身につかない――このような「ハズレ」の環境を引いてしまうと、精神的にも肉体的にも負担が大きくなり、「インフラエンジニアはきつい」という結論に至ってしまうのです。
インフラエンジニアの年収相場
未経験からインフラエンジニアになった場合、実際にどれくらいの年収が期待できるのでしょうか。経験年数別の平均年収は以下の通りです。
| 経験年数 | 平均年収 | 主な業務内容 |
|---|---|---|
| 未経験〜1年 | 300〜350万円 | 監視・運用 |
| 2〜3年 | 350〜450万円 | 運用・保守 |
| 4〜5年 | 450〜600万円 | 構築業務 |
| 6年以上 | 600〜800万円以上 | 設計・プロジェクトリーダー |
最初は年収300万円台からスタートしますが、経験を積むことで着実に年収アップが見込めます。 特に設計や構築といった上流工程に携わるようになると、年収600万円以上も現実的になるでしょう。
結論|未経験インフラエンジニアは環境次第できつさが大きく変わる
インフラエンジニアとして成功するか、それとも挫折するか。その分かれ道は「最初に入る会社の教育体制」がすべてと言っても過言ではありません。
研修・OJTがあるかどうかが分かれ道
未経験者を「労働力」としてしか見ていない会社は、十分な説明なしに現場へ送り込みます。こうした会社に入ってしまった場合、適切なサポートもないまま疲弊し、メンタル不調に陥るケースも。
一方で、未経験者を「将来の資産」と考えている会社は、以下のような育成のステップを用意しています。
- 座学研修: ネットワークやサーバーの基礎知識を学ぶ
- 実機演習: 実際の機器に触れて設定方法を学ぶ
- OJT(現場研修): 先輩社員の横で実務の流れを覚える
こうしたステップがあれば、現場に出てから「何をすればいいかわからない」とパニックになることはありません。「給料をもらいながら充分に勉強できる期間」があるかどうかが、最も重要なチェックポイントです。
一人で現場に出される会社は要注意
もし面接や求人票で「入社後すぐに現場」「一人で現場をお任せします」といった言葉が出てきたら注意が必要です。
インフラの世界では、一つの設定ミスが数万人、数百万人のユーザーに影響を与えることもあります。そんな責任の重い仕事を未経験者に丸投げする会社は、社員のキャリアを大切にしているとは言えません。「チーム体制での配属」や「メンター(相談役)の有無」を必ず確認しましょう。
未経験から入りやすいインフラエンジニアの仕事内容
「そもそもインフラエンジニアって何をするの?」という方のために、キャリアのステップを具体的に見ていきましょう。
運用・監視からスタートするケース
未経験者が最初に配属されることが多いのが「運用・監視」です。
| 業務フェーズ | 内容 | 難易度 |
|---|---|---|
| 監視 | アラート(警告)が出ていないか画面をチェックする | 初級 |
| 運用 | 決められたマニュアル通りに設定変更や再起動を行う | 初級〜中級 |
| 保守 | 故障した部品の交換や、アップデート作業を行う | 中級 |
「ずっと画面を見ているだけ?」と思われるかもしれませんが、ここで「システムがどう動いているか」という基礎を学ぶことが、将来の大きな武器になります。
構築・設計へステップアップする流れ
運用・監視で1〜2年の経験を積んだ後は、よりクリエイティブな上流工程へと進みます。
- 構築: 設計図をもとに、実際にサーバーやネットワーク機器を組み立て、設定する
- 設計: 顧客の要望に合わせて、どのようなシステム構成にするかを計画する
ここまで来ると年収も大幅にアップし、夜勤のない「平日日勤のみ」の働き方にシフトするのが一般的です。インフラエンジニアは、「最初は現場で経験を積み、徐々に頭脳労働へシフトする」という明確なキャリアパスがあるのが魅力です。
インフラエンジニアに向いている人・向いていない人
⭕向いている人
- コツコツ作業が好きで、丁寧に取り組める
- トラブル対応にやりがいを感じる
- 「縁の下の力持ち」的な仕事に魅力を感じる
- 継続的に学習する意欲がある
❌向いていない人
- 不規則な勤務が絶対に無理
- 常に新しいことを学ぶのが苦手
- 一人で黙々と作業するのが苦痛
- チームワークが苦手
自分の適性を見極めたうえで、インフラエンジニアという選択肢が自分に合っているかを考えてみましょう。
未経験インフラエンジニア転職で失敗しやすいパターン
せっかくの挑戦を無駄にしないために、失敗する人の共通点を知っておきましょう。
⚠️ 仕事内容を理解せずに応募する
「エンジニアならかっこよさそう」「なんとなく給料が良さそう」というイメージだけで入社すると、ギャップに苦しみます。
こうした事態を防ぐには、事前に「インフラエンジニアの1日」などを調べ、自分の適性を考える必要があるでしょう。
⚠️ 研修なし・説明不足の企業を選ぶ
最も多い失敗が、「内定が出たから」という理由だけで、教育体制の整っていない会社に決めてしまうことです。
独学で資格(CCNAやLinuCなど)を取るのも一つの方策ですが、資格があっても実務経験がなければ、結局は現場で苦労します。「実務に直結する研修を、プロから受けられる環境」を見つけることが重要です。
環境の良い企業を見分けるポイント
未経験者が安心して働ける企業を見分けるには、以下のチェックポイントを確認しましょう。
確認すべきチェックリスト
- □ 3ヶ月以上の研修期間が明記されているか
- □ メンター制度・OJT体制があるか
- □ 初年度の配属先が明確か(客先常駐の有無)
- □ 資格取得支援制度があるか
- □ 離職率が公開されているか、または低いか
- □ 未経験者の採用実績が豊富か
活用できる転職サービスの選び方
未経験者向けに研修を提供しているサービスには、以下のような選択肢があります。
- IT専門の転職エージェント
- 研修付き転職支援サービス
- ハローワークの職業訓練
⚠️ 選ぶ際の注意点:
- 研修内容が実務に直結しているか
- 紹介企業の離職率や評判はどうか
- 無料か有料か、費用対効果は適切か
- サポート体制は手厚いか
こうした基準で選ぶことで、失敗しない転職が実現できます。
インフラエンジニアとして「勝ち組」になるための戦略
「きつい」と言われる下積み時代を最短で抜け出し、市場価値の高いエンジニアになるためには、入社後の過ごし方が重要です。
1. 最初の1年で「CCNA」または「LinuC」を取得する
インフラエンジニアのスキルは、資格と実務が密接にリンクしています。
- CCNA(シスコ技術者認定): ネットワークの基礎。これがあると「ネットワークがわかる人」として重宝されます。
- LinuC / LPIC: サーバー(Linux)の基礎。OSの操作スキルを証明できます。 これらの資格を1年以内に取得することで、会社側も「この人は意欲がある」と判断し、夜勤のある監視業務から、日勤メインの構築・設計業務へ引き上げるスピードを早めてくれます。
2. 「なぜ動いているか」を常に考える
監視業務でアラート(警告)が出た際、単にマニュアル通りに対応するだけでなく、「なぜこのエラーが出たのか?」「裏側でどんな通信が行われているのか?」を調べる癖をつけましょう。この「深掘りする姿勢」が、数年後の年収に100万円以上の差をつけます。
まとめ|インフラエンジニアは「手に職」の究極系
ITインフラは、現代社会において「止まることが許されない」存在です。そのため、一度スキルを身につけてしまえば、景気に左右されにくく、食いっぱぐれることのない一生ものの武器になります。
- 未経験でも20代ならポテンシャル採用が盛ん
- 教育体制が整った会社を選べば「きつさ」は最小限に抑えられる
- 監視・運用から設計・構築へステップアップすれば、年収600万円以上も射程圏内
「自分にできるかな?」と悩む時間はもったいありません。まずは、未経験者の育成に力を入れている企業の求人を覗いてみることから始めてみましょう。
💡アドバイス: 最初の一歩は「完璧な知識」ではなく「環境選び」です。あなたの成長を使い捨てにせず、大切に育ててくれるパートナー企業を見つけ出すことが、成功への最短ルートです。
この記事の監修者伊藤雄介
- 国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:20038298)
- 東京ITスクール 7つの習慣ファシリテーター
この記事の編集者リクトレ編集部
IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。
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