20代未経験「インフラエンジニアになったのにコールセンターへ派遣…前職に戻るべき?」にプロが真剣に答えてみた【リクトレ相談室】
相談室
最終更新日:2026年7月28日
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ネットやSNSを見ていると、「この仕事、前職を辞めてまでしたかったことなのか……」というリアルな悩みをたくさん見かけます。新しいキャリアへの期待が大きかった分、未経験からインフラエンジニアに転職したのに配属先はコールセンターという現実に、悔しさを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで『リクトレ相談室』では、そういった生々しいお悩みをピックアップ。転職市場のデータや創立20周年を迎えるシステム開発会社の視点から、綺麗事なしの本音のアドバイスをお届けします。
今回の相談者はこちら。
【今回の相談者:Aさん】
■ 年齢・状況:25歳。前職で取得した資格を持ち、いつでも元の職種に戻れる状態のまま、未経験からインフラエンジニアに転職。現在はコールセンターへ派遣されている。
■ お悩み内容:「前職を辞めてインフラエンジニアを目指したのに、今はコールセンターの電話対応が中心で、理想としていた仕事とは全然違います。『前職を辞めてまでしたかったことなのか』と後悔というか悔しい気持ちでいっぱいになります。前職の資格はあるのでいつでも戻れますが、もう少し頑張ればインフラエンジニアに近づけるのか、未経験の『あるある』なのか、正直分かりません。」
「これ、まさに自分のことだ…!」と感じた方も多いのではないでしょうか?
この記事では、コールセンター配属の意味、設計・構築に近づく資格と行動、前職に戻る選択との比較軸をプロが解説します。
最後の章では、今の派遣先からインフラエンジニアへ近づく具体的な方法やおすすめのエージェントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
▼ 監視・保守で終わらせず、設計・構築に携わる道もあります
前職に戻れる資格があるからこそ、続けるか戻るか決めきれない状態は珍しくありません。このケースでリクトレが最もおすすめするのは、未経験からの開発・インフラ案件に強い特化型エージェント『ウズウズIT』。完全無料で、設計・構築に携われる求人を紹介してもらえます。就職支援実績68,374名・入社後定着率93.6%(公式サイト)。
この記事でわかること
前職を辞めて後悔するのは当然?未経験インフラエンジニアがコールセンターに配属される理由
未経験から決意を固めてインフラエンジニアを目指したのに、日々の業務がコールセンターでの電話対応となれば、「前職を辞めてまでしたかったことなのか」と悔しい気持ちになるのは自然な心の動きです。
前職の資格でいつでも戻れる状態だからこそ、この自問自答が頭を離れません。ただ、コールセンター配属には、未経験インフラエンジニアならではの理由があります。
IT未経験者が最初のステップとしてコールセンターやヘルプデスクに配属される理由
未経験からインフラエンジニアの求人には「充実の研修制度で安心スタート」といった言葉が並びますが、配属先の内訳には「監視・運用保守・ヘルプデスク」が含まれていることも多くあります。
本番のサーバーやネットワーク機器をいきなり触らせず、問い合わせ対応で障害の切り分け方を覚えてもらう流れが一般的だからです。多くが同じルートを通るため、コールセンター配属自体は実力不足のサインではないと考えられます。
尚和聡美(リクトレ編集部 編集長 兼 現役SIer)
私たちSIer(システム開発を請け負う側の企業)は、経験のないまま本番環境を触らせることはまずありません。教材を何冊も買ったのに中盤で止まっている方や、実機のコマンドを叩いたことがない方をいきなり現場に入れると、障害につながるリスクがあるからです。まずは問い合わせ対応で切り分け方を体で覚えてもらう。この経験は、設計や構築に進んだとき要望を正確に把握する力として活きるんですよね。
「甘え」ではなく期待と配属のギャップが生む後悔の正体
コマンドを打ってサーバーやネットワークを構築する理想を描いていたのに、実際はヘッドセットをつけて問い合わせに追われる毎日。この落差が、後悔や悔しさを強くしています。
このギャップを感じること自体は、悪いことではありません。自分がどんな働き方をしたいのか輪郭がはっきりしている証拠です。ただし、今のポジションだけで「実力の限界だ」と結論づけるのは早計です。次の章では、コールセンター業務がどこまでスキルにつながっているのかを整理します。
コールセンターへの配属は珍しいことではなく、あなたの実力不足のサインではありません。
今の派遣先は無駄じゃない?コールセンター業務がインフラエンジニアの土台につながる理由
コールセンターでの毎日が、この先のキャリアにつながっているのか。整理しておくと、続けるかどうかの判断がしやすくなります。
ユーザーの問い合わせ対応で鍛えられる障害切り分けの力
「共有サーバーにアクセスできない」という訴えから原因を言葉だけで絞り込む作業を、コールセンターでは日常的に行っています。
- LANケーブルは抜けていないか
- IPアドレスは正しく割り当てられているか
- DNSの設定に問題はないか
- サーバー自体がダウンしていないか
相手の言葉だけを頼りに切り分ける思考プロセスは、インフラエンジニアが現場で行う障害対応の基本と同じです。この経験は、運用・保守フェーズでそのまま活きてきます。
設計・構築フェーズへ進むために今足りない経験
ただし、電話対応だけを何年続けても、自動的に設計・構築の仕事に進めるわけではありません。要件をヒアリングしてネットワーク構成を組む経験が必要になるためです。今の業務は土台になりますが、先へ進むには別の行動を足す必要があります。
コールセンター業務は障害切り分けの土台にはなりますが、設計・構築に進むには別の行動を足す必要があります。
コールセンターから設計・構築へ近づくための具体的な資格と前職復帰の判断基準
土台はできています。あとは、設計・構築に近づく一手と、前職に戻る選択肢をどう比較するかです。
派遣先での実務と並行してCCNAやLinuCを取得し評価を勝ち取る行動
インフラエンジニアの登竜門とされる資格に、CCNA(ネットワークの基礎知識を問う資格)やLinuC(Linuxサーバーの操作・管理を問う資格)があります。コールセンター業務と並行して取得を進めると、次の案件のアサインの際に実務経験がなくても学習意欲を示す材料になります。
尚和聡美(リクトレ編集部 編集長 兼 現役SIer)
CCNAやLinuCを持っているだけで一次選考が大きく変わることは少ないです。ただ、「合間に毎晩1時間だけ勉強を続けている」という話が出てくると見方は変わります。知識の有無より、学習を止めていないかを見ているからです。派遣先がコールセンターのままでも、姿勢は評価材料になりますよ。
資格を持つ前職に戻る安心感とインフラエンジニアの将来性を比較する視点
Aさんのように前職に戻れる資格があることは、大きな強みです。無理をして今の環境にとどまる必要はありません。
一方で、経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年・みずほ情報総研委託)では、2030年にIT人材が最大で約79万人不足すると試算されています。人手不足の領域では、未経験から育成する求人が今後も出やすいと考えられます。
戻る安心感と、育成前提の求人が増える市場。感情だけで判断すると迷いが残ります。
前職に戻る選択肢と、育成前提の求人が増えていく市場。どちらを選ぶかは、感情だけでなく市場のデータも踏まえて判断すると迷いにくくなります。
インフラを続けるか前職に戻るか、今すぐ一人で決めなくていい
焦ったまま悩んでいると、「このまま耐えるか、今すぐ前職に戻るか」という極端な二択に陥りがちです。選択肢はその二つだけではありません。
市場価値を客観的に整理したうえで選べるかが重要です。前職の資格という切り札を持ちながら迷っている状態こそ、キャリアアドバイザーが相談に慣れているケースです。焦って決断する前に、まずはプロに話を聞いてもらい、方向性を探りましょう。
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前職の資格を持ちながら迷っている状態は、キャリアアドバイザーが日常的に受けているケースです。まずは今の状況をそのまま話してみてください。
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この記事の編集者リクトレ編集部
IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。
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