年収600万の手取りは?20代高卒でも届く職種と転職ルート
年収を上げたい
最終更新日:2026年6月4日
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「年収600万って、手取りはいくらになるんだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。また、「高卒の20代には、そもそも現実的な目標なのか」という疑問を持っている方もいると思います。
この記事では、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」やdodaの調査データをもとに、年収600万の手取り額・生活レベルをシミュレーションします。さらに、20代高卒が年収600万に届くために選ぶべき職種と、年代別の具体的な動き方まで解説します。
最後の章では、20代のうちに年収600万を目指すための転職エージェント活用法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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この記事でわかること
年収600万の手取りは月いくら?税金・社会保険の内訳を計算
「年収600万なら月50万くらい?」と思っている方もいるかもしれません。実際はそれより大きく下がります。
年収600万円から差し引かれる主な控除は以下のとおりです。
| 控除項目 | 年間の目安額 |
|---|---|
| 所得税 | 約20万円 |
| 住民税 | 約31万円 |
| 健康保険料 | 約30万円 |
| 厚生年金保険料 | 約55万円 |
| 雇用保険料 | 約2万円 |
| 合計控除 | 約138万円 |
控除を差し引いた手取り額は、年間約462〜470万円・月約39万円が目安です。ボーナスのあり方や家族構成によっても変わります。
手取り早見表(ボーナスあり・なし・配偶者あり)
| 条件 | 月の手取り目安 |
|---|---|
| 独身・ボーナスなし(月50万均等) | 約38.5万円 |
| 独身・ボーナスあり(月40万+賞与) | 月約32〜33万円+賞与年2回 |
| 配偶者控除あり(配偶者なし収入) | 月約40〜41万円 |
独身一人暮らし・結婚・子ありで生活レベルはこう変わる
手取り月39万円を前提に、状況別の生活水準を見てみましょう。
独身・一人暮らしの場合
家賃10〜12万円の物件に住みながら、毎月の食費・光熱費・通信費などを払っても、5〜8万円程度の貯蓄ができます。旅行や趣味にも十分お金を回せる水準です。
既婚・共働きなし(配偶者あり)の場合
家族の生活費・教育費が増えるため、余裕は一人暮らし時より減ります。とはいえ、住宅ローンの返済(月10〜12万円程度)を払いながら生活できる水準です。
子どもが1人いる場合
保育費・教育費が加わるため、やりくりが必要になってきます。ただし世帯年収として見れば、共働きで一定の安定感が出る収入帯です。
つまり、年収600万の手取りは「ゆとりある生活ができる入口」のラインといえます。
年収600万の手取りは月約39万円。独身なら貯蓄も趣味も余裕が出る水準で、結婚・子育てにも対応できるラインです。
20代高卒が年収600万に届く割合は?データで見る現実
「20代で年収600万なんて、ほんの一握りでしょ」と思う方も多いはずです。実際、その通りです。ただ、届いている人が存在するのも事実です。
20代で年収600万は全体の約2.8%
doda調査によると、20代で年収600万円を超えている人は全体の約2.8%と少数です。一方、30代になると約9%まで増加します。多くの日本企業が年功序列の評価制度を採用しているため、20代での到達は「かなり限られる」と見ておく必要があります。
ただし、これは「全職種・全業種の平均」です。業種・職種を絞れば、20代での到達率は大きく変わります。
高卒でも差がつく業種(厚労省令和6年データ)
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」の産業別データを見ると、業種選びで年収に大きな差が出ることがわかります。
| 産業 | 平均年収(概算) |
|---|---|
| 情報通信業(IT) | 約469万円 |
| 建設業 | 約423万円 |
| 製造業 | 約382万円 |
| 卸売・小売業 | 約343万円 |
| 宿泊・飲食サービス | 約323万円 |
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(令和6年)
情報通信業(IT)の平均年収は約469万円と高水準で、年齢が上がるにつれて伸びも大きいのが特徴です。同調査の情報通信業・年齢別データでは、35〜39歳で約469万円、40〜44歳では約527万円となっており、20代後半からしっかり積み上げれば600万は十分視野に入ります。
一方、高卒男性の平均年収は20〜24歳で約268万円、25〜29歳で約303万円にとどまります。職種や業種を変えずに年功序列に頼るだけでは、600万への到達は難しいのが現実です。
20代で年収600万は全体の2.8%と少数派。ただし情報通信業など高単価業種に入れば、20代後半〜30代前半での到達が現実的になります。
年収600万に届く人・届かない人の違い【失敗パターン3つ】
努力しているのになかなか年収が上がらない、という経験をしている方もいるかもしれません。実は、届かない人には共通した「パターン」があります。
① 年収の天井が低い職場に居続ける
同じ職場で頑張り続けることは美徳ですが、給与テーブルに上限がある職場では、どれだけ成果を出しても年収が一定以上伸びません。「もう少し待てば上がる」と思い続けて30代になってしまうケースが最も多い失敗パターンです。
職場の先輩の年収を確認する習慣を持ちましょう。自分の10年後の姿が見えたとき、年収600万が現実的かどうかの判断基準になります。
② スキルを横展開せず、年功序列に依存する
年功序列が残る企業では、スキルを磨いても給与への反映が遅れます。「頑張っているのに給与が上がらない」という状況が続く場合、スキルを市場価値に換算できる職種への移動が有効です。特にITスキルは、未経験からでも短期間で習得でき、転職市場での評価も高い傾向があります。
③ 転職のタイミングを20代後半まで先延ばしにする
転職市場では「若さ」と「ポテンシャル」が大きな武器になります。未経験からIT職種に挑戦する場合、採用担当者が「育てられる」と判断できるのは概ね25〜26歳ごろまでという企業も多いです。
「まだ早い」「もう少し経験を積んでから」という判断が、実は機会損失になるケースもあります。
年収600万に届かない人は「職場の天井」「スキルの横展開不足」「タイミングの先延ばし」の3つにはまりがち。気づいたときが動き時です。
高卒20代が年収600万を狙える職種5選
業種と職種の選び方次第で、高卒20代でも年収600万への道は開けます。インセンティブ型・スキル型・資格手当型など、アプローチはさまざまです。
ITエンジニア(情報通信業)
高卒・未経験でも入りやすく、年収の伸びが大きい職種の代表格です。厚労省データでは情報通信業の35〜39歳平均は約469万円、40〜44歳では約527万円。エンジニアとして専門性を高めることで、30代前半で600万に近づける職種です。
特に需要が高いのは、インフラエンジニア・サーバーエンジニア・クラウドエンジニアなど。資格(AWS認定・LPIC等)を取得することで年収アップのスピードも上がります。
法人営業(インセンティブ型)
基本給は低めでも、インセンティブ次第で20代で600万超えを狙えます。IT・SaaS・人材・広告業界の法人営業は特に単価が高く、実力主義の評価体系を採用している企業が多いです。高卒不問・未経験OKの求人も豊富で、コミュニケーション力を活かせる職種です。
不動産営業
宅地建物取引士(宅建)の資格を取得すると資格手当がつき、年収アップに直結します。仲介・売買部門では成約インセンティブが高く、20代でも年収600万超えの実績を持つ人が多い職種です。ただし、体力・精神的なタフさが求められる側面もあります。
建設・施工管理
建設業界は慢性的な人手不足で、未経験採用が活発です。施工管理技士(1級・2級)の資格を取得すると手当がつき、年収が大きく伸びます。特に大手ゼネコン・サブコン系では、30代で600万超えは珍しくありません。資格取得のサポートが充実している企業も多いです。
物流・ドライバー(大型免許ルート)
大型自動車免許・けん引免許を取得することで、運送会社での年収が大幅にアップします。深夜手当・長距離手当が加算されるケースも多く、高卒でも30代で600万近くに届く人が増えています。ただし、拘束時間の長さはリアルとして理解しておく必要があります。
高卒20代が年収600万を目指すなら、ITエンジニア・法人営業・不動産・建設・ドライバーの5職種が現実ライン。スキル・資格・インセンティブのどれで伸ばすかを選ぶのがポイントです。
年代別キャリアアップ術|20代前半・後半で動き方は変わる
「いつ動けばいいの?」という疑問は、多くの方が持っていると思います。結論から言うと、20代前半と後半では動き方が変わります。
20代前半(〜25歳):職種選びと最初の転職で土台を作る
20代前半は「業種・職種の選択」が最大の勝負どころです。高卒で就職した会社がそのまま年収600万に向かっているかどうか、早めに見極めましょう。
この時期に未経験IT転職やインセンティブ型営業への転職を決断できた人が、20代後半で大きく伸びています。「もったいない」と思わず、最初の転職を経験として割り切って動くことが大切です。
20代後半(25〜29歳):スキル×転職で一気に伸ばす
20代後半は「スキルの積み上げ+転職市場での評価」を活かして収入を一気に引き上げるタイミングです。3〜5年の実務経験がつき、転職市場での評価も上がります。
この時期に転職すると、前職比で年収100〜200万円アップのオファーが出るケースも珍しくありません。スキルや実績を整理して、転職エージェントに相談してみる価値があります。
未経験からIT転職を目指すなら
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20代前半は職種選び、20代後半はスキル×転職で収入を一気に伸ばすタイミング。エージェントを活用することで、動き出しのスピードが上がります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 年収600万の手取りは月いくらですか?
手取りは年間約462〜470万円、月約38〜39万円が目安です。独身・ボーナスなしの場合は月約38.5万円、配偶者控除がある場合は月40〜41万円程度になります。
Q2. 高卒20代で年収600万に届く人はどのくらいいますか?
doda調査によると、20代で年収600万を超えている人は全体の約2.8%です。業種・職種を絞ることで到達率は上がります。特にIT・法人営業・不動産などインセンティブ型の職種で実績を出している人が多いです。
Q3. 高卒でも年収600万を目指せる職種はありますか?
あります。ITエンジニア・法人営業(インセンティブ型)・不動産営業・建設施工管理・ドライバー(大型免許)などは、高卒・未経験でも挑戦でき、年収600万を狙いやすい職種です。
Q4. 年収600万を目指すなら、何歳までに転職すべきですか?
未経験IT転職を目指す場合、25〜26歳ごろまでが採用されやすい時期です。ただし、法人営業や建設・施工管理は30代前半でも未経験採用が活発な職種もあります。早めに動くほど選択肢が広がります。
Q5. 高卒で情報通信業に転職すると、どのくらいの年収になりますか?
厚労省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、情報通信業の平均年収は25〜29歳で約345万円、35〜39歳で約469万円、40〜44歳では約527万円です。スキルを積み上げることで、30代後半〜40代での600万到達が現実的なラインとなります。
Q6. 転職エージェントは無料で使えますか?
はい、求職者は無料で利用できます。ウズウズIT・ユニゾンキャリアなど、本記事で紹介したエージェントはすべて完全無料です。費用は採用企業が負担する仕組みです。
Q7. 年収600万を目指すために資格は必要ですか?
職種によって異なります。ITエンジニア(AWS・LPIC)、施工管理(施工管理技士)、不動産(宅建)など、資格が年収アップに直結する職種は多いです。ただし、法人営業などは資格なしでもインセンティブで600万を超えるケースがあるため、必ずしも必要ではありません。
年収600万は手取り月約39万円。高卒20代でも職種と動き方を選べば、十分現実的な目標です。
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この記事の監修者伊藤雄介
- 国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:20038298)
- 東京ITスクール 7つの習慣ファシリテーター
この記事の編集者リクトレ編集部
IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。
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