アパレル25歳「IT転職したいけど未経験エンジニアとIT事務どっちが正解?」にプロが真剣に答えてみた【リクトレ相談室】
相談室
最終更新日:2026年7月14日
本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています

ネットやSNSを見ていると、「IT転職を目指したいけど、何から始めればいいか全然わからない…」というリアルな悩みをたくさん見かけます。
そこで『リクトレ相談室』では、そういった生々しいお悩みをピックアップ。転職市場のデータと創立20周年を迎えるシステム開発会社の視点から、綺麗事なしの本音のアドバイスをお届けします。
今回の相談はこちら。
【今回の相談者:Aさん(25歳・第二新卒)】
■ 年齢・状況:25歳・社会人3年目・アパレル卸企業の総務職(年収310万)
■ お悩み内容:「IT業界への転職を考えています。現職はアパレル卸企業の総務で、スキルを身につけたい・年収を上げたい・法令遵守されていない今の会社を出たいという理由で転職活動中です。IT企業(自社開発・インフラ)のバックオフィス職(採用メイン)で内定が出そうで、年収は380万円(見込み残業35時間込み)です。ただ、仕事内容が現職と変わらず、スキルアップにつながらないのでは?と不安です。将来はエンジニアを目指したいのですが、未経験だと年収が下がると聞き怖いです。文系なのでエンジニアが合わなかった場合も不安です。①年収380万で入りIT知識をつけてから数年後にエンジニアを目指す、②内定辞退して最初から未経験エンジニアとして転職する、どちらがいいでしょうか?」
「これ、まさに自分の状況だ…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、この悩みに対するリクトレ編集部の答えは「内定は辞退せず、まずはそのIT企業に入るべき」です。
でも、ただ入るだけでは意味がありません。この記事では、なぜそのルートが正解なのか、そしてエンジニアを目指すために入社後に何をすべきかをお伝えします。
▼ IT企業に入りながら、エンジニア転職の準備も同時に始めるなら
「いずれエンジニアを目指したい」という方に、このケースでリクトレが最もおすすめするのは『ウズウズ IT』です。完全無料でIT学習動画800本以上が使え、実際に転職を考え始めたタイミングで就職支援もそのまま受けられます。今すぐ転職しなくても、まず相談だけでもOKです。
この記事でわかること
【結論】内定辞退はもったいない!「年収380万のIT企業」に入ってからエンジニアを目指すのが正解な理由
「仕事内容が変わらないなら意味がないのでは?」と思うかもしれません。でも、IT企業のバックオフィスと、アパレル企業の総務は、同じ「総務」でも入ってくる情報の質がまるで違います。
月給と生活の安定をキープしながら、仕事の中でIT業界の知識をタダで学べる
IT企業のバックオフィスにいると、日常的に「この機能の要件をまとめてほしい」「エンジニアと打ち合わせの日程を調整して」といった場面が出てきます。最初はピンとこなくても、毎日触れていると自然に業界の言葉や仕組みが頭に入ってきます。
年収310万から380万へのアップを維持しながら、ITの現場に身を置けるのは大きな強みです。未経験エンジニアとして転職すると、年収がいったん280〜320万円程度まで下がるケースが多いことを考えると、このルートには現実的な価値があります。
自社開発・インフラ企業のエンジニアが「実際に働く姿」を間近で見て、適性をじっくり見極められる
エンジニアへの転職で多い失敗が、「なんとなくかっこいいと思って飛び込んだら、想像と全然違った」というケースです。コードを書くことへの向き不向きは、実際に現場を見てみないと分かりにくい部分があります。
自社開発・インフラ企業のバックオフィスに入れば、エンジニアが日々どんな仕事をしているか、どんな場面でどんな会話をしているかを毎日観察できます。そこで「自分もやってみたい」と感じられるなら、エンジニアへの確度はかなり高いと言えるでしょう。
総務や採用で培う「人と話す力」は、エンジニアになってからも武器になる
「文系だからエンジニアに向いていないかも」という不安をお持ちの方に伝えたいのですが、現場のエンジニアにはコードを書く力だけでなく、要件を正確に聞き取り、分かりやすく伝える力が強く求められます。
採用や総務で磨いた「人の話をきちんと聞いて、整理して返す力」は、エンジニアになってからも確実に活きます。文系出身だからこそ強みになる部分があるのです。
監修者コメント|尚和 聡美(システムエンジニア・Webマーケター)
IT企業のバックオフィスで働くことは、エンジニアへの道を遠回りしているわけではありません。私たちSIer(ITシステムの企画・開発から運用までをまとめて請け負う会社)側から見ると、「現場の空気を肌で知っている人」は未経験でも一緒に仕事をしやすいんですよね。業界用語を知っている、エンジニアがどんな仕事をしているかを知っている、それだけでも入社後の立ち上がりがまるで違います。
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IT企業バックオフィスへの入社は、エンジニアを目指すための「準備期間」として有効です。年収を維持しながら業界知識を積み、エンジニアとしての適性も確認できるため、現実的な最短ルートといえます。
「勉強なし」で未経験エンジニア転職に突っ込むのがNGな現実
「内定を辞退して、すぐエンジニアとして転職する」ルートが難しい理由を正直にお伝えします。
「プログラミングを一度も触ったことがない人」を採用するホワイト企業は今、少ない
未経験エンジニアへの門戸は以前より狭くなっています。コロナ後のIT需要の急拡大が落ち着き、採用基準を上げた企業が増えているからです。
完全に何も触ったことがない状態では、研修制度が整ったホワイト企業に入るのはかなり難しいのが現実です。「未経験OK」と書いてあっても、実際には「ポートフォリオ提出必須」「スクール卒業済み」が暗黙の条件になっているケースが少なくありません。
準備なしで突っ込むと、ブラックなSES企業に当たりやすくなる
採用基準が低い会社に飛び込むリスクとして、SES(システムエンジニアリングサービス)企業で「聞いていた仕事と全然違う」という状況になることがあります。特に教育体制が整っていない会社では、実務を通じたスキルアップが難しく、2〜3年後に「未経験エンジニア歴はあるけど何もできない」という状態になるリスクがあります。
焦って飛び込むより、準備を整えてから転職するほうが、長い目で見て遠回りになりません。
👉
「勉強なし×今すぐ未経験エンジニア転職」は、年収ダウン+ブラック企業リスクが重なりやすいルートの可能性も。まず内定を承諾して基盤を作り、準備を整えてから動くのが現実的です。
文系・未経験からエンジニアに化ける人は「ここ」が違う
「文系だから無理かも」「理系じゃないとエンジニアになれない」という声をよく聞きます。でも、現場を長く見てきた立場からすると、伸びるかどうかを分けるのは文系・理系ではありません。
実際、SIerの現場では文系出身のエンジニアも珍しくなく、特にクライアントとのやりとりが多い上流工程では、コミュニケーション力のある人材が重宝されています。
監修者コメント|尚和 聡美(システムエンジニア・Webマーケター)
SIer側として、未経験から入ってきた方のその後を見てきた経験から言うと、文系・理系よりも「伸びる人とそうでない人の差」はもっと別のところにあります。
一つは、分からないことをそのままにしないこと。「後で調べよう」が「まあいいか」になる人は、どこに入っても成長が止まりやすいんですよね。もう一つは、「教えてもらう」ではなく「盗む」姿勢。周りのエンジニアの仕事を見ながら、自分で気づきを拾いに行ける人は、未経験でもびっくりするほど早く育ちます。文系かどうかは、正直あまり関係ありません。コミュニケーションが得意な文系の方のほうが、クライアントとの折衝などで強みを発揮してくれるケースも多いですよ。
👉
文系出身はエンジニアとして不利ではなく、むしろ強みに変えられます。大事なのは学歴や専攻ではなく、「分からないを放置しない」姿勢です。
「理想のITキャリア」を掴むための、現実的な2ステップ
ステップ① まずは内定を承諾し、今の職場から抜け出すことを最優先にする
法令遵守がされていない今の職場にいることは、心身のコンディションを少しずつ消耗させます。まず現職から抜け出して生活と気持ちのゆとりを取り戻すことが、次のステップへの一番の土台になります。
年収が310万→380万に上がるだけでも、勉強に使えるお金や時間の余裕が変わります。「完璧な転職先が決まるまで待つ」ではなく、まずは環境を改善することを優先してみてください。
ステップ② IT企業で働きながら勉強を始め、並行してエージェントに相談しておく
入社後は、日常業務でIT知識を吸収しながら、自分のペースでプログラミング学習を始めることをおすすめします。YoutubeやUdemyで基礎から触れてみて、「楽しいと感じるか」を確認するだけでも大きな一歩です。
同時に、ウズウズITのような未経験IT転職に特化したエージェントに早めに相談しておくと、「自分がエンジニアを目指せる状態になったとき、どのくらいの準備が必要か」を事前に把握できます。いざ動き出したときにスムーズに進めやすくなります。
👉
「今すぐ全部を解決しようとしない」のが、このケースの正解です。まず内定承諾で環境を整え、働きながら準備を進める。この順番で動けば、エンジニア転職の成功確率はぐっと上がります。
まとめ:焦って飛び込まず、正しい順番で動こう
ここまで読んでくれたあなたは、未経験からエンジニアを目指すための道のりが見えてきたのではないでしょうか。
スキルや適性に不安があるならば、まずは自分のスキルや経験を活かせる形でIT企業に入り、業界の空気を肌で感じながら準備を整えるほうが、長い目で見て確実にキャリアを積み上げられます。
この形であれば、もしエンジニアが合わないと感じた場合でも、これまでのキャリアを活かして働き続けることができますよね。
「焦らなくていい」というのは諦めることではありません。正しい順番で動けば、エンジニアへのキャリアチェンジも十分に現実的な選択肢です。迷っている人は、プロに相談してみるとよいでしょう。
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この記事の編集者リクトレ編集部
IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。
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