セキュリティエンジニアはやめとけ?交代制勤務の実態と未経験の入り方

IT業界に転職したい

最終更新日:2026年10月27日

本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています

システムを監視するセキュリティエンジニアのイメージ

 

ひとことポイント
セキュリティエンジニアのきつさは、2交代・3交代の勤務と、学び続ける量の多さでほぼ決まります。未経験なら、インフラの運用・監視から入って基礎を固め、セキュリティの仕事へ進むのが現実的です。

「セキュリティエンジニアに興味はあるけど、調べるとやめとけって出てくる」と不安になった方も多いのではないでしょうか。

 

夜勤がある、勉強が終わらない、責任が重い。そんな声を見ると、未経験から目指していいのか迷ってしまいますよね。

 

ただ、こうした大変さの多くは、仕事の仕組みを知っておけば先回りして備えられるものです。どんな働き方になるのか、どこから入ればいいのかがわかれば、「やめとけ」の声に振り回されずに判断できます。

 

この記事では、厚生労働省の職業情報(job tag)に書かれている勤務体制や育成の実態をもとに、セキュリティエンジニアがきついと言われる理由と、未経験からの現実的な入り方を紹介します。

 

最後の章では、未経験からIT職を目指せる転職サービスも紹介しているので是非参考にしてください。

 

 

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セキュリティエンジニアのきつさは「交代制勤務」と「学び続ける量」で決まる

セキュリティエンジニアがきついと言われる理由は、主に2つです。24時間体制の監視による交代制の勤務と、次々に出てくる新しい攻撃に合わせて学び続けなければならないことです。

 

job tagでは、この仕事を「情報システムや情報ネットワークを常に監視し、攻撃や不正なアクセスから守り、攻撃等に対応する」仕事と説明しています。会社のシステムやネットワークを、外からの攻撃から守る役割です。

 

ひとくちにセキュリティの仕事といっても、中身はいくつかに分かれます。

 

セキュリティの仕事の主な種類

仕事 内容 未経験からの入りやすさ
監視・運用 システムを見守り、怪しい動きがあれば対応する 入口になりやすい
脆弱性診断 システムに弱いところがないか調べる 基礎知識が必要
設計・構築 攻撃に強い仕組みを考えて作る 経験者向け
監査・コンサル 会社のセキュリティ対策を点検し、提案する 経験者向け

未経験から入る場合、最初はSOC(Security Operation Center:システムを24時間見守るチーム)での監視や、インフラの運用・監視から始まることが多くなります。交代制の勤務がついて回るのも、この入口の段階です。

 

IT業界の職種全体の中で、セキュリティがどんな位置にあるのかを知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

 

👉

セキュリティエンジニアのきつさは交代制勤務と学び続ける量で決まります。未経験の入口は監視の仕事です。




 

 

セキュリティエンジニアが「やめとけ」と言われる5つの理由

では、具体的にどんなところが「きつい」と言われるのでしょうか。よく挙がる理由を5つ紹介します。

交代制で夜勤がある

サイバー攻撃は、昼夜を問わず起こります。そのため監視の仕事は24時間365日体制で、夜勤を含む交代制の勤務になるのが一般的です。

 

生活リズムが不規則になりやすく、体調管理に気をつかう人も少なくありません。

何も起きないのが当たり前で、評価されにくい

セキュリティの仕事は、事故が起きないことが成果です。ところが、何も起きない日が続くと、周りからは「何をしているのかわかりにくい仕事」に見えてしまうことも少なくありません。

 

がんばりが目に見えにくく、やりがいを感じにくいと話す人もいます。

学ぶことが終わらない

攻撃の手口は、毎日のように新しいものが生まれています。昨日までの知識では守りきれない場面もあるため、働きながら最新の情報を追い続けなければなりません。

 

勉強が好きな人には刺激的ですが、仕事の後まで学ぶのがつらいと感じる人には負担になります。

一人前になるまで時間がかかる

ログ(システムの動きの記録)を読み、何が起きているかを判断できるようになるには、ある程度の経験が必要です。すぐに活躍できる仕事ではないため、最初のうちは自分の成長を実感しにくいかもしれません。

ミスが大きな被害につながる

見落とし一つで、情報漏えいなど会社に大きな損害が出る可能性があります。責任の重さがプレッシャーになり、気が休まらないと感じる人もいます。

 

👉

「やめとけ」の理由は夜勤・評価のされにくさ・学ぶ量・育つまでの時間・責任の重さの5つが中心です。

 

 

job tagで見るセキュリティエンジニアの実態

「やめとけ」と言われる理由はわかっても、実際の働き方はどうなのか気になるところです。job tagのセキュリティエキスパート(監視・運用を担う専門家)のページには、勤務体制や育て方について具体的に書かれています。

 

job tagに書かれているセキュリティエキスパートの働き方

項目 job tagの記載
勤務体制 24時間365日の監視で、2交代か3交代の交代制が一般的
育て方 新人研修のあと、OJTで1〜2年かけて教育していく企業もある
一人前の目安 3年程度の経験が必要と言われる
年齢層 20歳代〜30歳代が多く、SOCの責任者が40歳代という構成が一般的
前職 近い業界からの転職や、SE・プログラマーからの転身もある
資格 必須の資格はなく、実績・経験が重視される
勤務地 東京や大阪に集中している

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「セキュリティエキスパート(オペレーション)」

「2交代・3交代」が一般的という現実

job tagでも、交代制の勤務は「一般的」と書かれています。監視の仕事を選ぶなら、夜勤はある前提で考えておいたほうがよいでしょう。

 

ただし、セキュリティの仕事すべてが交代制というわけではありません。脆弱性診断や設計のように、日中の勤務が中心の仕事もあります。夜勤があるのは主に入口の監視の段階で、経験を積めば働き方を選べる幅が広がっていきます。

時間をかけて育てる前提の仕事

OJTで1〜2年かけて教育する企業もあり、一人前には3年程度の経験が必要と言われています。裏を返せば、最初から完璧にできることは求められていないということです。

 

未経験の方にとって大切なのは、「育てる仕組みがある会社かどうか」を見極めることです。研修やOJTの体制が整っていない会社に入ると、知識がないまま夜勤に入ることになり、つらさが大きくなります。

いきなりセキュリティ専門でなくてもいい

job tagには、SEやプログラマーからの転身もあると書かれています。セキュリティエンジニアは、別のIT職から移ってくる人も多い仕事です。

 

つまり、最初からセキュリティ専門の会社に入らなくても、ほかのIT職で基礎を積んでから目指す道があるということです。未経験のうちに無理に狭い入口を狙うより、入りやすいところから始めたほうが、結果的に近道になることもあります。

 

👉

job tagでは交代制は一般的・1〜2年かけて育てる企業もある・SEからの転身もあると書かれています。育てる仕組みのある会社を選ぶのがカギです。

 

 

交代制勤務がつらい職場を求人票で見分けるコツ

夜勤そのものより、「どんな組み方の夜勤か」で負担は大きく変わります。応募前に確かめておきたいポイントを紹介します。

シフトの組み方と夜勤の回数が書かれているか

2交代か3交代か、夜勤は月に何回くらいかが書かれている求人は、働き方を具体的にイメージしやすくなります。「シフト制」とだけ書かれている場合は、面接で中身を確かめましょう。

深夜の割増賃金とは別の手当があるか

夜勤には、法律で決められた深夜の割増賃金がつくのが前提です。そのうえで、会社独自の手当があるかどうかも確認しておくと、実際の手取りを見積もりやすくなります。

研修やOJTの期間が書かれているか

「入社後〇か月は研修」「先輩とペアで業務」など、育て方が具体的に書かれているかを見ましょう。教育の期間があいまいな求人は、すぐに一人で夜勤を任される可能性があります。

面接で聞いておきたい質問

面接で確かめたいこと:

  • 夜勤は月に何回くらいで、連続で入ることはありますか?
  • 夜勤の時間帯は、何人で対応していますか?
  • 一人で監視を任されるまでに、どれくらいの期間がありますか?
  • 監視の仕事から、診断や設計の仕事に移った人はいますか?

夜勤のある仕事の見分け方は、インフラエンジニアの記事でもくわしく解説しています。監視の仕事は共通する部分が多いので、あわせて読んでみてください。

 

👉

夜勤のつらさは組み方と教育体制で変わります。シフト・手当・研修期間が書かれた求人を選びましょう。




 

 

未経験からセキュリティエンジニアになる入り方

ここからは、未経験からセキュリティエンジニアを目指すときの、現実的な進み方を紹介します。

 

① インフラの運用・監視の仕事で入社する
 ↓
② ネットワークやサーバーの基礎を覚える
 ↓
③ セキュリティの資格で知識を広げる
 ↓
④ セキュリティの監視・診断の仕事に移る

いきなりセキュリティ専門より、インフラを経由する人が多い理由

システムを攻撃から守るには、まず「システムがどう動いているか」を知っている必要があります。ネットワークやサーバーの仕組みがわからないまま、攻撃の手口だけを覚えても、守ることはできません。

 

その点、インフラの運用・監視の仕事は、未経験でも研修つきで採用する会社が多く、システムの基礎を働きながら覚えられます。セキュリティに必要な土台を作るには、ちょうどよい入口です。

資格は「基礎 → セキュリティ」の順で取る

job tagでも、受ける人がいる資格として、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験・情報セキュリティマネジメント試験・情報処理安全確保支援士試験が挙げられています。

 

ただし、いきなり難しいセキュリティの資格から始める必要はありません。まずはCCNA(ネットワークの資格)やLinuC(サーバーの資格)、基本情報技術者試験でシステムの基礎を固め、そのうえで情報セキュリティマネジメント試験などに進むと、知識がつながりやすくなります。

最初の会社は教育体制で選ぶ

未経験のうちは、給料や仕事の華やかさより、「育ててもらえるか」を優先して会社を選ぶのがおすすめです。研修の期間、先輩とペアで働く期間、資格取得の支援があるかを確かめておくと、入社後に成長しやすくなります。

 

👉

未経験ならインフラの運用・監視で基礎を固め、資格で知識を広げてからセキュリティへ進むのが現実的です。

 

 

セキュリティエンジニアに向いている人・つらく感じやすい人

最後に、向き不向きと、未経験から目指すときにありがちな失敗をまとめます。

向いている人

  • 新しい情報を調べたり、学んだりするのが好きな人
  • 細かい変化に気づける注意深い人
  • トラブルが起きても、落ち着いて手順どおりに動ける人
  • 目立たなくても、人の役に立つ仕事にやりがいを感じる人

つらく感じやすい人

  • 生活リズムが崩れると、体調を崩しやすい人
  • 仕事の後に勉強する時間を取りたくない人
  • 成果を周りから認めてもらうことで、やる気が出るタイプの人

未経験から目指してよくある失敗3つ

失敗1:セキュリティ専門の会社だけを狙って、なかなか内定が出ない

 

原因は、入口を狭く絞りすぎてしまう点にあります。インフラの運用・監視など、基礎を積める仕事も選択肢に入れておきましょう。

 

失敗2:教育体制を確かめずに入社し、知識がないまま夜勤に入る

 

原因は、求人の「未経験歓迎」の言葉だけで判断してしまうところにあります。研修やOJTの期間を、面接で具体的に聞いておきましょう。

 

失敗3:難しい資格の勉強から始めて、途中で挫折する

 

原因は、セキュリティの資格を取れば入れると考えてしまうことです。ネットワークやサーバーの基礎から、順番に学んでいくのが遠回りに見えて近道です。

 

自分がIT職に向いているかを、もう少し広い視点で確かめたい方はこちらの記事もどうぞ。

 

👉

向いているのは学ぶのが好きで、落ち着いて対応できる人です。入口を絞りすぎず、教育体制で会社を選びましょう。




 

 

未経験からセキュリティエンジニアを目指すならこのエージェント

「インフラから入る道はわかったけど、教育体制のしっかりした会社を自分で見つけられるか不安」と感じた方もいるかもしれません。

 

IT業界にくわしい転職エージェントなら、夜勤の組み方や研修の中身など、求人票だけではわからない情報も確かめたうえで応募先を選べます。ここでは、未経験の20代でも使いやすいサービスを3つ取り上げます。



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ウズウズITは、SE・プログラマー・インフラエンジニアを目指す20代向けの就職・転職支援サービスです。IT業界の職種や働き方を解説したうえで求人を紹介してくれるので、「インフラから入るか、別の職種にするか」の段階から相談できます。

 

IT学習動画には、ネットワークの基礎やルーティングを学べるコンテンツもあり、セキュリティの土台になる知識を入社前から身につけられます。

 

対象は、関東・関西・東海での就職を希望する18〜29歳の方です。

 

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こんな人におすすめ:

  • インフラ経由でセキュリティを目指したい20代
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夜勤の有無や教育体制も含めて、まずは無料で相談してみましょう。

 

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※対象は関東・関西・東海での就職を希望する18〜29歳の方です。登録後、本人確認の連絡があります。

 

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よくある質問

Q. セキュリティエンジニアの夜勤はずっと続きますか?

ずっと続くとは限りません。job tagでも、2交代・3交代の交代制が一般的とされているのは主に監視の仕事です。経験を積んで脆弱性診断や設計の仕事に移れば、日中の勤務が中心になることも多くなります。

 

Q. 文系や高卒でもセキュリティエンジニアになれますか?

なれます。job tagでは、入職にあたって特に学歴や資格は必要とされないと書かれています。実際には情報系の大学を出た人も多いため、未経験ならインフラの運用・監視で基礎を積んでから目指すのが現実的です。

 

Q. 資格なしでもセキュリティエンジニアになれますか?

job tagでは、仕事をするうえで必須の資格はなく、実績や経験が重視されるとされています。ただし、基礎知識を示すために、基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験を受ける人もいます。資格によっては手当がつく会社もあります。

 

Q. 未経験でいきなりSOCに入れますか?

未経験者を採用するSOCもありますが、研修やOJTの体制が整っているかが大切です。job tagによると、OJTで1〜2年かけて教育する企業もあります。教育の仕組みがない会社に入ると、知識がないまま夜勤に入ることになるため、面接で必ず確かめましょう。

 

Q. セキュリティエンジニアとインフラエンジニアの違いは何ですか?

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなどシステムの土台を作り、動かし続ける仕事です。セキュリティエンジニアは、その土台を攻撃から守る仕事です。守るためには土台の知識が欠かせないため、インフラからセキュリティに進む人が多い仕事です。

 

Q. AIが広がると、セキュリティエンジニアの仕事はなくなりますか?

監視の一部はAIやツールで自動化が進んでいますが、攻撃の手口も変わり続けているため、状況を判断して対応する人の役割はなくなりにくいでしょう。むしろ、AIを使った監視の仕組みを理解できる人は、これから重宝される可能性があります。

 

Q. 女性でもセキュリティエンジニアとして働けますか?

働けます。job tagによると、今の女性比率は数%程度と低いものの、女性が働きやすい環境づくりに取り組む会社もあり、増加傾向にあるとされています。夜勤の有無や、産休・育休の取得実績を確かめて会社を選ぶと安心です。

 

Q. 未経験からセキュリティエンジニアを目指せるのは何歳までですか?

job tagによると、働いている人は20歳代〜30歳代が多くを占めています。未経験者を研修つきで採用する求人も20代向けが中心のため、目指すなら早めに動き出すのがおすすめです。30代以降なら、前職でのトラブル対応や管理の経験をどう活かすかを整理しておきましょう。



 

 

まとめ

セキュリティエンジニアがきついと言われるのは、24時間体制の監視による交代制の勤務と、学び続ける量の多さが主な理由です。

 

この記事のポイント:

  1. job tagでも、監視の仕事は2交代・3交代が一般的とされている
  2. OJTで1〜2年かけて育てる企業もあり、一人前には3年程度が目安
  3. SEやプログラマーからの転身もあり、最初からセキュリティ専門でなくてもいい
  4. 未経験なら、インフラの運用・監視で基礎を固めてから進むのが現実的

大変さはありますが、仕組みを知って準備すれば避けられるものも多い仕事です。最初の会社は、夜勤の組み方と教育体制で選びましょう。

 

一人で会社を見極めるのが不安なときは、IT業界にくわしい転職サービスに相談しながら、無理なくスタートできる職場を探してみてください。

 

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セキュリティエンジニアは夜勤と学ぶ量を知ったうえで、インフラ経由で目指せば後悔しにくい仕事です。


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伊藤雄介

この記事の監修者伊藤雄介

  • 国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:20038298)
  • 東京ITスクール 7つの習慣ファシリテーター
リクトレ編集部

この記事の編集者リクトレ編集部

IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。

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