高卒の年収600万達成率は?実際に届く人の共通点と転職ルート

年収を上げたい

最終更新日:2026年7月3日

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年収600万円の会社員のイメージ

 

ひとことポイント
高卒で年収600万は平均では届かないが、IT・営業・建設の専門職に転職すれば30代で現実的なラインになる。

「高卒で年収600万なんて無理じゃないか」——そう感じている方も多いのではないでしょうか。

 

実際、厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によれば、高卒男性の平均年収は約376万円。600万円はその1.6倍に相当します。

 

ただし、「平均が届かない」と「達成できない」はまったく別の話です。職種・業種・転職のタイミングを変えれば、30代で現実的に狙えるラインになります。

 

この記事では、高卒の年収600万達成率をデータで確認したうえで、届いている人の共通点と具体的な転職ロードマップを解説します。最後の章では、未経験からでも使えるエージェントの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

年収600万円の全体像(割合・現実・キャリア戦略)を先に把握したい方は、「年収600万は勝ち組?割合・現実とキャリアアップ戦略」で確認しておくと、この記事の内容がより深く理解できます。

 

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高卒で年収600万を達成している人の割合【データで確認】

高卒全体の年収分布

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、高卒男性の平均月収は約313,200円(年収換算:約376万円)です。

 

学歴別に比較すると、差は一目瞭然です。

 

学歴 平均年収(概算)
高校卒(男性) 約376万円
高校卒(女性) 約285万円
大学卒(男性) 約501万円
大学卒(女性) 約378万円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(令和6年)

 

高卒男性の平均が376万円ということは、600万円は「平均の1.6倍」。決して多数派ではありません。では、実際に600万を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

年代別・男女別の600万達成率

高卒男性の年齢別年収推移を見ると、状況がよりクリアになります。

 

年齢 高卒男性の平均年収 600万との差
20〜24歳 約268万円 −332万円
25〜29歳 約303万円 −297万円
30〜34歳 約337万円 −263万円
35〜39歳 約363万円 −237万円
40〜44歳 約394万円 −206万円
50〜54歳 約435万円 −165万円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(令和6年)

 

正直なところ、高卒で同じ職場にいるだけでは600万に届くのはかなり難しいと言えます。平均値で見ると、50代になっても435万円台が現実的なラインです。

 

ただし、これは「高卒全体の平均」。業種・職種・転職のタイミングを変えれば、30代で600万に近づいている人は確実に存在します。どの職種・業種ならルートが開けるのか、次の章で具体的に見ていきます。

 

👉

高卒男性の平均年収は376万円。「平均では届かない」が、業種と職種の選択次第で30代に600万が現実的なラインになる



 

 

高卒で年収600万に届く職種・業種はどこか

IT系エンジニア(年収推移シミュレーション付き)

もっとも現実的に600万に届くルートのひとつが、IT系エンジニアへの転職です。

 

情報通信業の年齢別平均年収(男女計)を確認してみましょう。

 

年齢 情報通信業の平均年収 高卒平均との差
20〜24歳 約299万円 +31万円
25〜29歳 約345万円 +42万円
30〜34歳 約420万円 +83万円
35〜39歳 約469万円 +106万円
40〜44歳 約527万円 +133万円
45〜49歳 約569万円 +151万円
55〜59歳 約625万円 +182万円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(令和6年)

 

情報通信業では、40〜44歳の平均が527万円、55〜59歳では625万円に達します。スキルや実績が積み重なった人はこの平均を大きく上回るケースも少なくありません。

 

未経験からIT転職した場合の現実的な年収シミュレーションはこちらです。

 

未経験入社(22〜24歳):年収300〜320万円

スキル習得・実績積み上げ(27歳前後):年収380〜430万円

エンジニア中堅(30〜32歳):年収480〜520万円

リードエンジニア・専門特化(35歳前後):年収550〜630万円

重要なのは「転職を1回で終わりにしない」こと。未経験で入社した会社でスキルを積み、30歳前後で2回目の転職をすることで、年収が一気に跳ね上がるケースが多いです。

営業職(インセンティブ型)

インセンティブ制度がある営業職は、20代でも600万を超えるルートが開けている職種です。

 

特に不動産・保険・IT営業などは、成果次第で初年度から500〜600万を超える人も存在します。ただし「基本給+インセンティブ」型は、成果が出ない月は収入が安定しません。精神的なタフさと数字に向き合える自己管理力が求められます。

 

営業が得意な人には有力な選択肢ですが、「稼ぎたいから」だけで飛び込むのはリスクがあります。向き・不向きを正直に見極めることが大切です。

建設・設備系技術職

建設業・設備系(電気工事・管工事・施工管理など)は、資格取得で年収が大きく変わる職種です。

 

建設業の平均年収は約423万円(厚労省R6年)ですが、施工管理技士や電気工事士の資格を持てば、40代で600万を超えるケースは珍しくありません。肉体的な負荷はありますが、人手不足が続いているため求人は安定しています。コツコツ型で手に職をつけたい人向きのルートです。

 

👉

IT・営業・建設の3業種が高卒から600万に届く現実的なルート。ITは40代前半の業種平均が527万円に達し、30代後半〜40代で600万が見えてくる。


IT転職の流れや選び方を詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。


 

 

年収600万に届く人の3つの共通点

職場の「年収天井」を見極めている

年収が上がらない人に多いのが、「そもそも年収天井が低い職場で頑張り続けている」パターンです。

 

どれだけ成果を出しても、昇給の仕組みが「年1回・上限あり」の会社では、物理的に600万には届きません。

 

年収600万に届いている人は、転職前に「この会社で頑張り続けたら、何歳でいくらになるか」を確認しています。求人票の給与レンジや先輩社員の年収分布を見て、天井が低いと判断したら早めに動く。それだけで、到達スピードが大きく変わります。

20代のうちに専門スキルを1つ絞っている

「何でもできる」は武器になりません。20代のうちに「これなら人に勝てる」スキルを1つ絞って深めた人が、30代で年収600万に近づいています。

 

ITエンジニアでいえば、Webバックエンド・インフラ・データ分析など、方向性を絞って経験を積んだ人が市場価値を高めています。「何を学べばいいかわからない」という方は、転職エージェントに相談しながらキャリア設計をするのが現実的です。

転職を「当然の選択肢」として持っている

年収600万に届いている高卒の多くは、転職を「失敗したときの逃げ道」ではなく「年収を上げる手段」として使っています。

 

1社でずっと働くことが正解ではない時代です。スキルと実績が積み上がったタイミングで市場に出てみることで、自分の市場価値を確認し、より高い年収の会社に移れます。逆に言えば、転職を怖がっているだけでは、年収天井の低い会社に居続けるリスクがあります。

 

👉

年収600万に届く人は「天井の見極め」「スキルの絞り込み」「転職を手段として使う」の3点が共通している。


年収600万の生活水準や手取りのリアルが気になる方は、こちらもあわせて読んでみてください。



 

 

高卒から年収600万への転職ロードマップ

20代前半|まずスキルを絞って実績を作る

20代前半は「経験値を積む時期」です。年収より、スキルが身につく環境を選ぶことを優先しましょう。

 

この時期に大事なのは、ITなら1言語・1領域に絞って習得すること。未経験OKの求人は多いですが、入社後にどれだけ早く戦力になれるかで、その後のキャリアが大きく変わります。

20代後半|年収天井の低い職場なら転職を検討する

27〜29歳のタイミングは、第2の転職を考えるゴールデンゾーンです。

 

スキルと実績がある程度積み上がったこの年齢で転職すると、「未経験ではないが経験が長くもない」絶妙なポジションで採用してもらいやすくなります。目安は、現職での年収増加ペースが鈍化し始めたとき。「今の会社で5年後、いくらになっているか」をシミュレーションして、600万に届かないと感じたタイミングで動き始めましょう。

30代|専門性×マネジメントで600万ラインを超える

30代になると、「専門スキル+チームをまとめる力」が年収を大きく左右します。

 

ITエンジニアなら、テックリード・PL・PMへのキャリアチェンジが年収600万超えのターニングポイントになることが多いです。30代で年収500万台まで来ている人なら、ここからもう1回転職することで600万を超えるケースは十分にあります。

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ウズウズITについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

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  • 一都三県または大阪在住でIT転職を目指す20代
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ユニゾンキャリアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

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SHIFT TERAS CAMPUSについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

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年収600万を達成したあとの手取りや生活水準が気になる方は、こちらも参考にしてみてください。


 

 

よくある質問

 

Q. 高卒で年収600万を達成している人はどれくらいいますか?

A. 高卒男性の全体平均が約376万円(厚労省R6年)のため、600万は少数派です。業種・職種・転職の組み合わせで達成しているケースはありますが、同一職場で定年まで働いた場合、平均値では難しいのが現実です。

 

Q. 何歳くらいで年収600万に達せますか?

A. ITエンジニアの場合、30代後半〜40代前半が現実的なタイミングです。情報通信業の40〜44歳の平均が約527万円なので、スキル・転職を組み合わせれば30代後半で届くケースも十分あります。

 

Q. 高卒から年収600万を目指すにはどの職種が現実的ですか?

A. ITエンジニア・インセンティブ型営業・建設系技術職(施工管理など)の3職種が現実的です。特にITは未経験から入れる求人が多く、スキルが積み上がるほど年収が上がりやすい構造になっています。

 

Q. 年収600万に届かない人はどんな状況ですか?

A. 最も多いのは「年収天井が低い職場で頑張り続けている」パターンです。昇給幅が年5,000〜10,000円程度の会社では、20〜30年働いても600万に届くことはありません。

 

Q. 転職なしで年収600万に届く業種はありますか?

A. 電気・ガス・水道業(平均年収約525万円)や金融・保険業(約493万円)は、同一企業で長く働き管理職になれば届く可能性があります。ただし高卒での管理職昇進は競争が厳しいケースもあります。

 

Q. 未経験でIT転職してから600万まで何年かかりますか?

A. 平均的には10〜13年程度です。22歳で未経験入社→30〜32歳前後で500万台→35歳前後で600万超えというシミュレーションが現実的なラインです。転職を組み合わせると到達が早まるケースもあります。

 

Q. 資格なしで年収600万は難しいですか?

A. IT系は資格よりも「実績・スキル」が重視されるため、資格なしでも600万に届いているエンジニアは多いです。建設系は資格(施工管理技士・電気工事士)が年収に直結するため、取得を強くすすめます。

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伊藤雄介

この記事の監修者伊藤雄介

  • 国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:20038298)
  • 東京ITスクール 7つの習慣ファシリテーター
リクトレ編集部

この記事の編集者リクトレ編集部

IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。

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