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23歳販売職「専門卒で資格もない、今からIT営業に移れる?」にプロが真剣に答えてみた【リクトレ相談室】

相談室

最終更新日:2026年10月6日

本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています

23歳販売職「専門卒で資格もない、今からIT営業に移れる?」

ひとことポイント
23歳なら、資格がなくても未経験採用の入口はあります。お客様の要望を聞いて提案してきた販売の経験はIT営業で生かせるので、資格を取り終えるのを待たずに、応募と学習を並行させるのが現実的です。

 

ネットやSNSを見ていると、「未経験で専門卒の自分は、資格を取ってからでないとどこにも雇ってもらえない」というリアルな悩みをたくさん見かけます。

 

そこで『リクトレ相談室』では、そういった生々しいお悩みをピックアップ。転職市場のデータや創立20周年を迎えるシステム開発会社の視点から、綺麗事なしの本音のアドバイスをお届けします。

 

今回の相談者はこちら。

 

【今回の相談者:Aさん】

■ 年齢・状況:23歳女性。専門学校を卒業し、服飾雑貨の販売スタッフとして正社員で働いています。

■ お悩み内容:「今の給料に不満はないのですが、この先あまり上がらないと思うと、何年も続けるのは難しいと感じています。今年か来年には別の業界に移りたいです。専門卒で未経験なので、資格がないと雇ってもらえないと思い、簿記2級の勉強をしています。以前は法律系の資格を独学していましたが、働きながらでは続きませんでした。知り合いにIT業界を勧められて気になっているのですが、『25歳を過ぎると危ない』とも言われて焦っています」

 

「これ、まさに自分のことだ…!」と感じた方も多いのではないでしょうか?

 

IT転職のプロが、資格がないまま転職できるのかと、接客経験を生かせるIT業界の仕事について一つずつ答えていきます。

 

最後の章では、25歳までの2年間の使い方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

専門卒・資格なしでも、未経験採用の入口はあるのか

 

23歳の今、「25歳を過ぎると危ない」と言われ、残りは2年と数えているAさん。資格がないと雇ってもらえないと考えて簿記の勉強を続けているとのことですが、まずはその前提を確かめておきましょう。

未経験採用で見られるのは、資格より仕事で積んできたこと

未経験の人を採用するとき、多くの会社が面接で聞くのは「これまでの仕事で何を工夫してきたか」です。資格は知識があることの証明にはなりますが、仕事の進め方や人との接し方までは伝えてくれません。

 

売り場でお客様の好みを聞き、合う商品を組み合わせて提案してきた経験は、資格欄よりずっと具体的な材料。専門卒・資格なしという条件だけで、応募の入口が閉じているわけではありません。

「25歳まであと2年」は、資格の準備より経験を積む時間に

仮に簿記2級の勉強に1年かけて、そこから転職活動を始めると、入社するころには24歳後半から25歳。焦っていた年齢に、経験ゼロのまま近づくことになります。

 

若いうちの転職は珍しいことではなく、新卒で働き始めた大卒者のおよそ3人に1人(33.8%)が3年以内に職場を移っています(出典:厚生労働省)。今から動いて24歳で入社できれば、25歳の時点で1年分の実務経験があります。

 

同じ2年でも、資格を待つか、経験を先に積むかで、25歳の自分の材料は変わってきます。

 

監修者 尚和聡美

尚和聡美(リクトレ編集部 編集長 兼 現役SIer)

私たちSIer(システム開発を請け負う側の企業)が未経験の方と話すとき、資格欄よりも「前の職場で任されていたこと」を聞くほうが多いんですよね。たとえば、売り場の配置を変えたらお客様の動きが変わった、という話は、自分で考えて試せる人だとすぐ伝わります。そういう話を1つ持っておくと強いですよ!

 

👉

未経験採用では、資格より前の仕事で工夫したことが見られます。2年を資格待ちに使うより、経験を積む時間として考えましょう。

 

どの会社が資格より経験を重視しているかは、外からは見えにくいもの。業界に詳しい担当者に聞くと早く分かります。

 

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接客で鍛えた聞き取りの力を、IT営業で使う道

 

お客様の要望を聞いて、合う商品を提案する。Aさんが売り場で毎日くり返してきたこの流れは、IT業界の仕事にも置き換えられます。

要望を聞いて提案する流れは、IT営業と同じ

IT営業は、取引先の会社が抱える困りごとを聞き、自社のシステムやITサービスで解決する方法を提案する仕事です。「在庫の管理に手間がかかっている」と聞けば、その手間を減らせるサービスを選んで説明します。

 

相手が個人のお客様から会社に変わるだけで、聞いて、考えて、提案する流れは販売と同じ。ITの知識は入社後の研修で学ぶ会社が多いので、最初の武器になるのは接客で鍛えた聞き取りの力です。

簿記の勉強は、会計システムの提案やIT事務で生きる知識

ここまで勉強してきた簿記も、無駄にはなりません。IT業界には会計ソフトや経理のシステムを扱う会社があり、営業が経理担当者と話すときに、帳簿の仕組みが分かっていると話が早く進みます。

 

また、知り合いに勧められたIT事務でも、請求や経費の処理に簿記の知識が役立つ場面があります。資格を取り切るかどうかは別にして、学んだ中身は職種選びの幅を広げる材料として持っておきましょう。

 



 

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接客で鍛えた聞いて提案する力は、IT営業でそのまま使えます。簿記の知識も、会計システムやIT事務の仕事で生かせます。

 

資格を先に取るか、先に動くかの決め方

 

以前、法律系の資格を働きながら独学していて、続かなかったというAさん。その経験は、これからの学び方を選ぶうえでのヒントになります。

働きながらの独学が続かなかった経験から選ぶ、学び方

長い独学が続かなかったのは、意志の弱さより、ゴールが遠すぎたことが大きいと考えられます。何年もかかる試験を一人で目指すと、仕事で疲れた日に机に向かう理由が見えにくくなるもの。

 

だからこそ、次は期限と相談相手のある学び方を選んでみてください。転職エージェントやスクールの学習サポートなら、学ぶ範囲と期間が決まっているので、仕事と並行しても進み具合を確かめながら続けられます。

応募と並行して決めておく、入社後に取る資格

資格を取り終えてから応募しなければならない、ということはありません。未経験の求人に応募しながら、入社後に取りたい資格を1つ決めておくだけで十分です。

 

ITの基礎を学べるITパスポートのように、入社後に会社が受験を後押ししてくれる資格もあります。面接で「入社後はITパスポートから取りたいと考えています」と話せれば、資格がない今の状態でも、学ぶ意欲は伝えられます。

 

監修者 尚和聡美

尚和聡美(リクトレ編集部 編集長 兼 現役SIer)

SIer側の面接で「資格を取ってから応募しようと思っていました」と話す方は多いのですが、入社後に取る計画があれば、それで十分なんですよね。むしろ、取りたい資格と理由を具体的に話せる方のほうが、入社後の姿を思い描きやすいですよ!

 

👉

資格は取り終えてから応募する必要はありません。期限のある学び方を選び、入社後に取る資格を1つ決めておきましょう。

 



 

「資格が先」より「経験が先」で、2年を使おう

 

25歳までの2年間は、資格の勉強だけに使うと短く、経験を積む時間として使えば1年以上の実務経験につながります。焦りの正体は年齢そのものより、何も積み上がっていない感覚のほうかもしれません。

 

今週は、販売の仕事で工夫したことを3つ書き出してみてください。あわせてIT営業の求人を3件読み、求められている経験と自分のメモを見比べれば、応募の準備がどこまでできているかが分かります。

 

接客の経験を生かしてIT業界に移りたいAさんには、IT営業やIT事務の求人を扱い、学ぶ場も用意しているエージェントが合っています。資格の勉強をどうするかも含めて、担当者に相談してみてください。

 

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尚和聡美

この記事の監修者尚和 聡美

  • リクトレ編集部 編集長
  • システムエンジニア/ITコンサルタント/Webマーケター
  • 未経験からシステムエンジニアに転身後、ITコンサルタント・IT営業・事業部運営を経験
  • 現在はWebマーケティング担当。メディア立ち上げから広告運用・効果測定まで一貫して実施
リクトレ編集部

この記事の編集者リクトレ編集部

IT転職・就活に特化したメディア「リクトレ」の編集部。未経験からのキャリアチェンジに役立つ情報を発信しています。

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